インドではジョーティシュのパンディット(ヴェーダの知識を代々継承してきた人)は、ジョーティシーと呼ばれたいへん尊敬されています。良い家には、専属のジョーティシーがいて、その家族の面倒を代々見ています。それこそ誕生の時の名付けから、教育方針や就職、結婚など節目節目の時には、ジョーティシーの助言が大変役に立つのです。もちろんそればかりでなく、何か問題が生じたときなども、大変心強い味方となります。
しかし、そうはいっても万能の神様ではありませんから、常にすべてがその通りであったという事には成らないでしょう。また、ジョーティシーの方でも、できるだけ良いことを言ってあげたいという気持ちがありますから、否定的な面を強調するより、肯定的な面を強くおっしゃるようです。
さて、マハリシ・ジョーティシュの場合でもそうですが、受けられた方が、よくおっしゃるのは、「良いことばかり言われましたが、本当に当たるんでしょうか?」ということです。ジョーティシュは、まだ来ぬ危険を避ける科学ですから、当然何か危険があれば、警告を与えます。ですが、例えば「注意して下さい。」とか「あまり快適ではないでしょう。」などといった言い方で、受ける方がおびえたり、怖がるような言い方をしません。たとえ否定的な影響が多少あったとしても、TMやTMシディーの実修によって、かなり否定的影響が減少していたり、またヤギャを行うことで、実際に否定的影響がかなり中和されるために、こうした言い方が選ばれているのです。
ですから、受ける側としては、この辺を多少心得ていた方がよいでしょう。たとえ大成功と言われても、何もしないで待っていれば、それが自然にやってくるとは考えない方が良さそうです。それは、その可能性があるということであって、個人が何もしなくてもそうなるということではないのです。しかし、私たちには、自由意志というものがありますし、また、ヴェーダ科学の至宝とも呼べる大変強力なマハリシ・ヤギャも活用することができますから、大いに期待は持てるでしょう。
ところでヤギャとは、星に関して行われるものや、特定の願望を成就する目的で行われていますが、実は直接自然法則に働きかけて、その作用を改善しようとするものです。ですから、それは相対世界の最も根元的なレベルから機能するものに対して、なされているのです。ヤギャを行うパンディットは、純粋意識のレベルから、ヴェーダの吟唱をするように訓練されています。ですから、たいへん清浄な生活を営み、あらゆるレベルでの純粋性を保つように毎日を過ごしています。一つのヤギャを行うのには、最低11人のグループが必要です。ヤギャの大きさによって、その人数は増えて行きます。ですから、個人のためでなく、それが集団や国家、さらに世界のためとなると、何千人というパンディットが必要になるのです。