ジョーティシュでは、誕生時間からその人の運命を見ることができます。ということは、何事も最初が大切という事です。その時の星の配置が、その後の運命を決めると言っても良いでしょう。ですから、何事でも重要な事を行うときには、天体の位置を見て、自然法則が好都合に働く時を吟味する必要があります。つまり良い日取りを選定する必要があるのです。つまり、これが吉日選定と呼ばれています。
例えば、伝統的に日本でも結婚式、地鎮祭、上棟式、引っ越しの日取りなどは、一般的にも大切に扱われています。ジョーティシュでは、このような吉日を選定するために、特に月の位置を重要に考えます。月はナクシャトラと言って、全天空の360度を27室に分けたところを毎日一室ずつ移動していますので、そこから、ある事柄に関してはこのナクシャトラの時が良いとか悪いとかなどと判断できます。
また、月の満ち欠けも大切です。一般的に言って、満ちて行くときの月は吉。逆に欠けて行くときの月はあまり良くないとされています。良い日が決まった後で、さらに良い時間を選ぶこともできます。ラグナ(上昇星座)は約2時間ごとに変わっていきますし、さらに細かく見ますと、15,6分ごとに変わって行くものもありますから、それらも計算に入れますと、分単位でこの時だ!!という時間を選ぶこともできます。
さて、時間までわかったところで、その時に何を行うかと言うことですが問題になります。例えば、引っ越しなどですとどの時点で、引っ越したとするのか?というような疑問が出てきます。解答としては、「新しい家に入ったとき」なのですが、実際に住み始めると言うことで入居するときです。ですから、その前に荷物を運んだり、点検したりということで出入りする場合は、かまいません。
しかし、やはり寝泊まりしたり、食事を作ったりは、住み始めたことになってしまうので、正式な入居までは、しない方がよいわけです。
また、結婚式などは、指輪の交換時や入籍の時等が選ばれます。会社の設立などでは、登記した時です。このようにして、「始めよければ全てよし」と言われるように、物事の誕生が、それを助けるような星の配置でなされますと、ちょうど流れにそって泳いで行くように楽に物事を進めることができるのです。これは、サーフィンの例でよく説明されますが、サーファーは、大きな波が来るのをじっと待ちます。なぜならば、その時にその波に乗りますと、ずっと遠くまで行くことができるからです。
しかし、もし、タイミングを逸すると、波に飲み込まれてしまいます。TM瞑想を長く実習してゆきますと、自ずとこのタイミングがとれるようになってきます。後はジョーティシュで確認されると良いでしょう。